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低学年(1年生~3年生)のエポック授業

入学したばかりの子ども達は、まだまどろみの世界の住人で、
模倣の余韻が響き続けています。


子ども達にとって、自分の身の周り全てが喜びと輝きに満ち、
教室と教師もその一部です。

 

夢見る力を保ったまま、子ども達は学びの道へと分け入ります。
そこでは、まっすぐな線や曲がった線が、世界を織り成し、光の天使やお日さまやお月さまが、文字となり、数は子ども達に秘密を明かしながら、優しさとあたたかさを教えてくれます。


全てのエポックに浸透しているメルヘンの雰囲気は、
子ども達の頬を赤く染め、学びが生き生きとした健やかなものとなるよう、力を与えてくれます。

 

最初の3年の間に、子ども達は少しずつまどろみから目を覚まし、
自分の内と外を分け、目覚めた意識で世界を見つめるようになります。

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​国語の学び

毎日のエポックは小さなお話と人形劇に彩られ、漢字もひらがなもカタカナも、お話の世界を旅するように学んでいきます。

数の学び

数の世界は、子ども達に親しく語りかけ、
四則計算は計算小人たちが果樹園の豊かな実りをどのように分けて、動物たちを幸せにするか、という人形劇を通して学びます。計算は子ども達に
とって、無機質な冷たいものではありません。

優しさと暖かさに満ちた、道徳的な営みなのです。

\ 九九はこんな風に学びます /

九九の学びは、花と星を生み出します。
機械的な暗算に偏らないように、まず、数の神秘性を体験することを大切にしています。同時に九九を唱え、様々なアクティビティで体を動かしながら、子ども達の心身に九九の美しさと楽しさが浸透していくように、学びが用意されています。

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メルヘンの世界から少しずつ足を踏み出し、
子ども達は善と悪、崇高さと愚かしさを物語を通して学んでいきます。

 

イソップやジャータカ物語(お釈迦様になる魂が動物に繰り返し転生していくインドの昔話)のような動物寓話と、聖人伝は対となるエポックです。
 

わがままやいたずら心が芽生え始めた子ども達を、
愚かな行いによって情けない目に遭う動物達が、ユーモアを持って照らしてくれます。

 

そうして、己の弱さを克服し、人々のために尊い行いをした聖人達の伝記は、子ども達に崇高さへの憧れと、人間は成長していくという確信を与えてくれるのです。

アンカー 3
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2022年からニホンミツバチの養蜂を始め、ミツバチのエポックと劇が生まれました。
 

太陽の申し子であるミツバチは、個ではなく、巣の精神という全体に奉仕し、分業体制による役割を全うする短い一生を送ります。

 

小さな体をキラキラさせながら飛び交うミツバチの世界は、子ども達に深い感動と驚きを与えてくれました。

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