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学園の魅力
Interview

いろんな能力があり、
それぞれにフィットした
教育方法がある
宮城教育大学 教授
田端 健人
教育関係者にとって、シュタイナー教育はよく知られています。約40年前に子安美知子さんという方が日本で紹介されたことをきっかけに広まりました。私は学生時代にシュタイナー教育を知り、日本とはまるで違ったドイツの教育方法にとても興味を持っていました。宮城県でもシュタイナー教育の学園があるということを、とても嬉しく思います。
初めて学園を訪問した時は、ドイツの研究者と一緒だったのですが、その時の印象は子どもの顔つきが「子どもらしく無邪気な反面、どこが大人びた凛とした雰囲気も持ち合わせている」ということでした。また、初対面の外国人にも臆することなく、積極的に会話をしていたのも印象的でした。

大学の学生には、自分たちが歩んできたルートだけでなく、「違う土台の教育方法があるのだ」ということを知ることで、視野を広げてほしいと思っています。日本では、決められている路線から外れると「落ちこぼれだ」と感じてしまいがちです。しかし、いろんな性格や能力、考え方があり、それぞれにフィットした教育方法があることを知ってほしい。全世界で約100年支持されたシュタイナー教育。それを知ることは、教師を目指す学生の教育を見る目を深く、豊かにしてくれるでしょう。
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