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​シュタイナー教育とは

​About Steiner

​教育内容

おひさまの丘宮城シュタイナー学園では9年間の小中一貫教育の中で、子どもの発達段階に合わせたきめ細かいカリキュラムを通して、子どもたちの健やかな成長を支えています。

基礎としてのエポック授業

毎朝100分間、3~4週間にわたり同じ教科(国・算・理・社・フォルメン線描などの基礎科目)を集中的に学びます。お話を聴き、歌を歌い、絵を描き、一つの教科にたっぷり浸って学んだ後は、しばらく別の教科を学びます。そのことによって学んだことが子どもたちの内面でしっかり消化され、新しい知恵となって子どもたちの奥に宿ります。それは暗記による表面的な知識ではなく、生きる力となる深い学びです。

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特徴ある専科授業

専科授業には、「オイリュトミー」「外国語」「手の仕事」「芸術」「美術・工芸」「音楽」「書道」「運動遊び・体育」があります。手や体を動かし美しいものに触れることで心が動きます。そして動きを通して学ぶことで人と共に行動することを喜ぶ人間を育てます。

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オイリュトミー

シュタイナー教育特有の教科で、全学年での必修科目です。オイリュトミーは「美しい調和のリズム」というギリシャ語に由来し、言葉や音楽の様々な法則性を体の動きで表します。低学年では、メルヘンなどを素材に、直線や曲線などの単純な形、言葉の音(おん)を、教師を模倣して動きます。学年が進むにつれて、言葉や音楽の動きの法則を習得し、詩や楽曲を自律的に動くようになります。心を込めて、自らが意識的に動くことを通して、美しく洗練された空間感覚、創造性、社会性を身につけます。

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手の仕事

編み物や刺繍、人形作りなど、子どもたちの成長に合わせた題材に取り組みます。間違えたらやり直し、時間をかけて取り組む中で、より美しいものを求める心や強い意志の力を育てます。よく働く手を持つことは、後の柔軟な思考や創造力の土台となっていきます。

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木工

高学年になると、木や粘土といった力を必要とする素材に取り組みます。子どもたちは道具に力を伝えて使うことで、力の調節や、全身を調和させる感覚を学びます。自分の手で素材を変化させていく体験を通して、素材の性質を知っていきます。
素材の性質を知ることは、世界を知ることにつながります。自分の手で素材を変化させ、作品を創りあげるプロセスは、現実と深く関わり、自らの手で世界を創り上げる体験です。

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書道

筆は書く人の思いが伝わる道具です。古からの書芸術に心静かに触れています。墨を摺り半紙に向かい、しっかり筆を置き何処に進めるかを考えて文字を書きます。書を通して意思の力と繊細さが培われます。また文字の偏と旁や二文字以上を学ぶ時にそれぞれを人になぞらえ、お互いの距離感を養っていきます。

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外国語(英語)

1年生から外国語として英語と中国語を学びます。自分とは異なる言語に触れ、それに交わる体験を通して、民族性の違い、考え方の違いなど多様な価値観や広い視野を養うことが、「私」という人間の成長を促してゆきます。低学年では聴くこと、話すことが主で、体全体を使い教師の真似をしながら覚えてゆきます。言語の持つ音やリズムに親しみながら歌や詩、ゲームを通して学びます。4年生から文字の読み書きが加わり、文法への気づきと理解、そして習熟へと進んで行きます。授業は主として外国語で行われます。

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芸術

水彩では、水でぬらした紙の上に広がる色と色とのハーモニーを心で感じます。この色彩体験は子どもたちの色彩感覚を育てていきます。学年が進むと、エポック授業で取り上げた神話や動物などの具体的なものを表現するようになります。

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音楽

授業では、歌をたくさん歌い、木製の笛を吹きます。音楽を通して、呼吸に働きかけます。最も大切にしていることは「聴く」ことです。「聴く」ことは、とても能動的なことです。静けさの中に身を置き、耳を澄ますことは集中することであり、呼吸につながります。繊細な「聴く」力を育てるために、ゴング、ミニシンバル、キンダーハープ、キンダーライアーなどの響きの楽器を使います。自然の素材で作られた楽器で耳に優しい美しい音を奏でます。歌、楽器を通して基礎となる「聴く体」を作っていきます。

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運動遊び・体育

低学年では、物語と共に身体を動かすことを楽しみながら、仲間と力を合わせることの楽しさに気づいていきます。中学年以降は身体の柔軟さや動きにも目を向け、球技や陸上競技、器械体操を行います。

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教師の紹介
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5・6年生担任 手仕事 

1981年〜1987年、宮城県公立小学校教諭。2002年〜2015年宮城県公立学校に勤務。2012年日本アントロポゾフィー協会教員養成講座修了。 

福島玲子  

 

2・4年生担任 

2015年、宮城第一期シュタイナー教員養成講座修了。 

片平健吾 

1年生担任  水彩・手仕事


2018年、日本アントロポゾフィー協会第10期シュタイナー教育教員養成講座修了。2020年、ヴィジオペーデ研修所シュタイナー美術教員養成講座修了。

​山田 泉

美術専科(粘土・水彩) 

彫刻家。東京藝術大学美術学部彫刻科大学院修了。イタリア短期留学。元聖和学園短期大学教授。他に尚絅学院大学非常勤講師、石巻専修大学非常勤講師を勤めた。中、高校美術・工芸免許。新現美術協会会員。 

岡田純子(伊藤純子) 

英語専科 

2009年~2012年、ALTとして宮城県利府町立小学校6校に勤務。その他公立小学校及び自宅教室にて、英語教育に長年携わる。中、高英語免許及びJ-SHINE上級英語指導者。宮城第一期シュタイナー教員養成講座受講。 

鈴木理佳子 

書道専科 

東北書道会、毛筆師範・硬筆師範・かな師範。東北書道会教育部審査員。自宅書道教室にて、子どもから大人までの指導にあたる。宮城第二期教員養成講座受講。 

堀越玉羨(久恵) 

木工専科 

秋田公立美術工芸短期大学(現 秋田公立美術大学)工芸美術学科 木材工芸専攻 修了。
長野県上松技術専門校 修了。
長野県松本市の工房に弟子入り後、2013年に宮城県へ戻り、木工 kigoto として活動。

​藤原茜

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